子供の成長と発達は不思議なもので、その一番重要な部分が脳です。
子供の脳は生まれてから成人期にかけて素早く成長し、学習、感情、行動に大きな影響を与えます。パパやママは子供の脳の発達について理解し、サポートすることは非常に重要です。
この記事では実際に行われた実験をもとに、子供の脳の発達について解説していくので最後まで見てみてください。
赤ちゃんの感覚と脳の実験
感覚は赤ちゃんの時からの経験をもとに脳の発達を促していきます。
海外で「ママとの感情の繋がりと感覚」の実験が行われてきました。ママと赤ちゃんの関わり方を比べて、お互いの脳がどう反応したかを計測する実験です。
実験① ママが真顔で赤ちゃんの目を見る
ママと赤ちゃんの脳には何も反応が見られず、お互いに感情の繋がりを感じることができませんでした。
実験② ママが赤ちゃんの方を見て笑顔を向ける
この時、ママの脳は大きく反応していましたが、赤ちゃんの反応は小さく、脳はママと違う反応を示したので、ママと赤ちゃんは感情の繋がりを感じられません。
実験③:ママが赤ちゃんに話しかけながら笑顔で赤ちゃんに触れる
2人の脳が同じ動きで大きく反応し、お互いに感情の繋がりを感じていました。
脳が大きく反応することで子供の脳は刺激を受けて発達していきます。
実験①、②は反応がほぼない状態なので、あまり刺激を受けていないことになりますが、対して実験③は脳が大きく反応しているため脳の発達に良い状態となります。
つまり、赤ちゃんの時から触覚、視覚、聴覚など様々な感覚を刺激してもらった経験が豊富な赤ちゃんは、脳が大きく反応するため脳の発達が活発になるということです。
そして不思議なことに、この実験は実験に参加したすべての赤ちゃんに見られました。
パパも重要!
実験の時にパパが実験対象にならなかったのは、イヤイヤ期の時でもお話ししましたが、1歳前まで子供たちは自分とママは一心同体だと思っているため、感情の繋がりを感じやすいのでママと赤ちゃんが対象になったのではないかと思います。
生後2ヶ月までの赤ちゃんは視界がはっきりとしませんが、一生懸命大人の顔を見て自分が安心できる人かどうかを判断しするため、自分に目を見てたくさんお話ししてくれるパパも安心できる人の1人に入っています。
そのため、ママだけでなくパパも赤ちゃんに触れて、名前を呼んで、笑顔を見せてくれることがより赤ちゃんの脳に良い影響を与えてくれるのです。
経験値が脳の発達に差をつける!
ここまでで、子供たちには感覚を刺激してもらったという経験が必要だとわかったと思います。
パパやママが子供たちに触れて、話しかけて、たくさんの愛情を与えることが一番重要ですが、他にも小さい時から外に出て冷たい空気を感じる、自然がたくさんあるところに行って一面の緑を見る、草に触れる。
大きくなってからは、お休みの日に少し遠いところにお出かけして、いつも見ない景色を見てみるなど、パパやママとの触れ合いだけでなく、戸外からの刺激をどれだけ経験したかによっても差が出てきます。
だからといって一気に刺激の強いものを経験させればいいという訳ではなく、小さな刺激をじわじわ与えることが脳の発達に良い影響を与えていくので子供には赤ちゃんの時から小さな刺激をたくさん与えてあげてください。
まとめ
今回は子供の脳の発達を促すにはどうしたらいいかをお話ししていきました。
少し複雑な内容だったため、まとめて解説することが難しく、皆さんに伝わったかどうか心配です…笑
とにかく、言いたかったことは、子供の脳の発達に必要なのはパパやママからのスキンシップや戸外からの刺激!ということです。
小さい時から子供たちにはたくさんの良い刺激を与えてあげてください!