朝の登園でお母さんやお父さんと離れる時、この世の終わりくらいに泣く子どもに保育士が思っていることを少しお話ししようと思います。
毎日ギャン泣きが続くと連れてくるのも嫌になってしまいますよね。
みなさんの気持ちが少しでも軽くなったら嬉しいです。
いつか終わる
基本的に、子どもが登園を嫌がるのには時期があります。
この間までニコニコでバイバイできていたのにどうしちゃったの?と心配になりますが、その子なりに時期があり、1週間で終わることもあれば、1ヶ月、2ヶ月になることがあります。
乳児さんは理由もなく始まることが多いです。
幼児さんは時々、前日に嫌なことがあった、友達とうまく関われない、保育園や幼稚園の活動で嫌なことがある、といった理由を持つことがあります。
幼児さんで登園を嫌がることが続いた時は子どもに何が嫌なのか聞いてみてください。ここでポイントなのは、子どもの言ったことを100%鵜呑みにしないと言うこと。ひどいと思う人もいるかもしれませんが、子どもって大人が思っている以上に頭がいいです。
理由を聞いて心配なときは、子どもが言った理由を担任の先生に相談してみるのもありですね。
盛大にバイバイした後の子ども…
朝、盛大に子どもとバイバイした後、「うちの子どもは大丈夫ですか?」と電話をかける人がいますが、安心してください。
子どもはお家の人とバイバイした後は、ケロッとしていて、帰りまで引きずる子どもはいません。
保育園や幼稚園に着いたら、気持ちを切り替えて楽しいことを見つけています。
大人は朝のモヤモヤを夕方まで引きずることができますが、子どもは目の前の楽しいことに心を動かされ、朝の別れはすっかり忘れて楽しんでいます。(時々思い出して泣くことはありますが数分程度)
だから、朝泣きながらバイバイしても、安心してお仕事に行ってもらって大丈夫です!
さすがだな〜と思う時
泣いている子どもに対して「このお父さんうまいな〜」「お母さんさすがです」と思う時があります。
それはズバリ!
「泣いている子どもに対してサッと目の前からいなくなる人」
解説すると、朝の支度が終わって子どもを先生にお願いする時に、数秒抱っこやハグをして、その後サッと先生に子どもを預けて目の前からいなくなる人です。
こんなお母さんお父さんがいた時は心の中で拍手を送っています。
反対にいつまでも名残惜しそうにバイバイできずにいると、子どもがいつまでたっても泣き止むことができなくなってしまいます。
ギャン泣きしている子どもが心配な気持ちは先生も承知していますが、ここは潔くスパッと別れてみてください!
まとめ
子どもはお家の人と1秒でも長くいるために、言葉巧みにお話しするので、あの時の頭の回転の速さは毎回驚きます。
そんな状態を見て、お家の人が心配してしまう気持ちも保育士はわかっています。しかし、サッと別れてくれると子どもも先生も助かるんです。
お家の人が頑張って別れてくれた後は、保育士の腕の見せ所。子どもの様子を見ながら、気持ちを切り替えられるようにありとあらゆる手段を使って泣き止んでもらいます。
子どもが朝ギャン泣きすること重く捉えないでくださいね。保育士は朝泣くくらいではなんとも思いません!笑「うちの子毎日泣くのよ〜」くらいで捉えておいてください。
そりゃ、大好きなお母さんお父さんの近くにいたいよね。分かる分かる。
こんな感じで軽く捉えてくれたら子どももいつか笑顔でバイバイする日が来ると思います!