子供の指しゃぶり、「成長したらいつかやめてくれるかな」「無理やりやめさせたくないな」と考えている人もいるかと思いますが、指しゃぶりをなるべく早くやめさせることは健康な口内環境をつくるために重要になります。
この記事では子供の指しゃぶりの原因となるべく早くやめさせる方法について紹介していきます。
指しゃぶりの原因
赤ちゃんのころに指しゃぶりをするのは、自分の手が自由に動くことを楽しみ、掴んだものを口に入れて詳しく調べるためにする本能です。指の同様、自分の指を咥えて調べているのです。そのため、0歳までの指しゃぶりは気にしなくても自然に回数が減っていくので安心してください。
1歳以上で全く指しゃぶりが減らない子の原因は気持ちを落ち着かせるためだと言われています。落ち着くための方法は指しゃぶりだけでなく、洋服のタグをスリスリしたり、お母さんの匂いのついたタオルを抱えたりと様々です。
指しゃぶりをしたり、タグをスリスリしたりといった行動を見るとネガティブに捉えられがちですが、意外とたくさんの子どもたちがやっています。「うちの子供だけ…」と思わずに安心してくださいね。
指しゃぶりのデメリット
安心してくださいとはいったものの、いくつかのデメリットがあるのでなるべく早めにやめたほうがいいと思います。
噛み合わせ
指しゃぶりを続けていると上顎が前に出てしまうため、上顎と下顎の噛み合わせが悪くなってしまいます。
噛み合わせが悪いと、虫歯の原因になってしまうことがあります。
他にも、「口が閉じられなくなって口の中が乾いてしまう」「正しい発音ができない」「前歯で噛みとることができない」などのデメリットがあります。
詳しくは行きつけの歯医者さんに聞いてみてくださいね。
可愛い顔が残念に…
子供はどんな子供も可愛いです!
小さい時は上顎が出ていても可愛いと思えますが、少し成長してくると正直残念と思うことも少なくありません。
歯列矯正も方法としてありますが、時間もお金もかかるのでなるべく避けるのが良いですよね。
指にタコができる
タコができる原因は、毎回同じ場所を刺激されることによって皮膚が硬くなってその場所を守ろうとしているのです。
タコの進化系が魚の目で、魚の目になってしまうと痛みを伴うことがあります。子供の皮膚は柔らかいので魚の目に進化することは少ないですが、そこまで進化してしまうと皮膚科に行って切除してもらわないといけません。
肌が荒れしてまう
指しゃぶりをするときに歯が当たっているところの皮がむけてしまったり、指を咥えた時のよだれの刺激によって指が荒れてしまうことがあります。
しかし、荒れているから薬を塗ろうとも指をしゃぶってしまうのでなかなか薬が塗れないと困っているパパママも多いです。
無理にやめさせた失敗談
指しゃぶりを止めるのは早めのほうがいいとお話ししましたが、気持ちを落ち着かせるための指しゃぶりなので、無理にやめさせるのは子供にとってストレスを感じさせてしまいます。
苦いマニキュアやカラシを塗る方法もあり、保育園にマニキュアを塗ってくるお子さんもいました。
数日は効果的で、ママと話すたびに「今日も指しゃぶっていませんでした!」と私とママで一緒に喜びを味わっていましたが、数日たった日、子供にイライラが出てきたようでお友達とトラブルが多くなったり、遊び方が激しくなったり、苦いとわかっていながら指を吸おうとすることが多くなりました。
そしてさらに数日たつと何事もなかったように指を吸い始めたのです。吸い始めた日のお迎えの時に「今日苦いやつ塗ってますか?」とママ聞きましたが、「今日も塗ってますが、慣れてきちゃったようで」と…
お家でも癇癪が増えて、子供にストレスを感じさせていると思ったママはその日からマニキュアを塗るのをやめて少し様子をみることにしました。
再び指しゃぶりが始まりましたが、子供は安定して生活できるようになったそうです。
自然にやめさせる方法 2選
先ほどお話ししたように苦いマニキュアなどは子供に我慢させるようになってしまいおすすめできません。
今から実際に成功した自然にやめさせる方法を2つ紹介します。
「好き」を見つける
保育園で指しゃぶりをしている子供の特徴は、集中できるできる遊びがないことです。集中して遊べるものがないので、自由時間に手持ち無沙汰で指しゃぶりをしています。
そのため、好きな遊びを子どもと一緒に見つけていくことで気がそれて指しゃぶりの回数が減っていきます。
幼児さんになってくると指編みがおすすめです。3歳からでも遊ぶことができ、毛糸1つで遊べて指先の運動にもなるのでハマるととても集中して遊べます。
お家でも好きな遊びを見つけてみてくださいね。
あの有名な絵本
あの有名な絵本とは…【ゆびたこ】
指しゃぶりで悩んでいる人は聞いたことがあるでしょう!
この絵本を読んで指しゃぶりが減った子供は結構います。
指しゃぶりで悩んでいた子がピタッとしゃぶらなくなったので何をしたのか聞いてみると、「ゆびたこ試しに買ってみたら指しゃぶり止まりました!」といったパパママが何人かいます。
一度試しに読んであげるのもおすすめです!
まとめ
子供の指しゃぶりをやめさせるには、パパママが子供の意思で指しゃぶりをしないように促すのがポイントです。
指しゃぶりをやめた後、子供はより健康的な口腔状態と自信を持つことができ、将来に良い影響を与えることだと思います。
パパママだけで悩むのではなく、保育園や幼稚園の先生と相談しながら一緒に子供が自然に止める方法を考えていきましょう!